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タイ・バンコクの教育事情⑦ IBって?IGCSEって?インター校のカリキュラムについて


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バンコクのインターナショナルスクールの教育カリキュラムはIB、アメリカン、オーストラリアンなど実にさまざまですが、日本人には馴染みが薄いものも多く、どんな内容なのかイマイチ想像できない、という方も少なくないと思います。そこで、バンコクのインターナショナルスクールで採用されているカリキュラムのうち、比較的多く採用されているIBとIGCSEについて私なりにまとめてみました。

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IB(International Baccalaureate)とは

IBは、スイス・ジュネーブに本部を置く非営利教育機関・国際バカロレア機構が提供する国際的な教育プログラムです。

http://www.ibo.org/

 

国際バカロレア機構が認定した学校で2年間のディプロマコースを履修し、修了時の卒業試験に合格すれば、大学入学資格(国際バカロレア資格)を得ることができます。この資格は、日本を含む世界各国125カ国以上の大学で正規の入学資格や受験資格として認められているため、海外のどこかの大学で学ぶことを希望しているお子さんにとっては大きな武器になります。

 

近年は日本でもIBを導入する学校が徐々に増えているのだとか。大学入試の際にも、IBを取得していれば書類審査のみで受験できる大学もあるのだそうです。下記の文部科学省HPではIBの概要と推進に向けた国の取組みについて日本語で読むことができます。ご興味のある方はご覧になってみてください。

http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/

 

IGCSE(International General certificate of secondary Education)とは

イギリスで学ぶ学生が受験する義務教育終了資格試験(GCSE)の国際版がIGCSEです。イギリス国外のインターナショナルスクールで学ぶ学生を対象としています。

http://www.cambridgeinternational.org/programmes-and-qualifications/cambridge-secondary-2/cambridge-igcse/

 

GCSEは2本立てとなっており、イギリスでは中等教育(義務教育)を終えた生徒全員がO Levelと呼ばれる試験を受験します。その後、大学進学を希望する生徒については、大学受験を目的とした高等コースで2年間学んだのち、A Levelと呼ばれる別の試験を受験するのですが、これはイギリス国外の国に住む生徒についても同様。A Levelはイギリスの国家試験資格でもあり、前述の国際バカロレア資格同様、試験結果を大学入学申込みの資格とすることができます。また、O Level受験後にA Levelではなく、国際バカロレア資格の取得を目指すのも有りです。

 

タイのインター校では

バンコクにあるインターナショナルスクールでいえば、NISTやKISはエレメンタリー・セカンダリーを通してIBカリキュラムを採用しています。一方、IGCSEカリキュラムについては多くのブリティッシュスクールで採用されていますが、なかにはIGCSEとIBを組み合わせている学校(ハイスクールからIBに変更)、A Levelが取得できない学校などもあるので注意が必要。なかなか複雑な仕組みとなっています。

 

ちなみに、タイの大学進学を目指す場合、IGCSE O levelの試験で好成績を収めたうえで、各大学の入学試験に合格することができれば、その時点で大学進学が可能なのだそうです。親目線の話でいえば、教育コストの節約になって良いですね(笑)。

 

 

 気になる試験内容は

IBディプロマコースでは、日本の高校2~3年にあたる2年間(16~19歳)にわたって下記の6科目を学びます。

  • 言語科目2科目(母国語と外国語)
  • 個人と社会(ビジネス、経済、地理、グローバル政治、歴史、心理学など)
  • 理科(生物、化学、物理、デザインテクノロジーなど)
  • 数学
  • 芸術学と選択科目(音楽、美術、ダンス、フィルムなど)

国際バカロレア資格の取得には上記カリキュラムを全て履修したうえで、外部評価(修了試験等)と内部評価を通じ、45点満点中、原則として24点以上を取得する必要があるそうです。文理まんべんなく勉強する必要がありますし、勉強する内容もかなりハードルの高いものになるそうです。想像しただけでしんどそう・・。私は文系人間なので、この6科目の並びを見ているだけで頭がクラクラしてしまいます(笑)

 

 

一方、IGCSEの試験は11年生(16歳・日本の高校1年生相当)で受験します。10~11年生の2年間で英語、数学、理科系1科目の必須科目に加え、歴史やビジネス、外国語などの選択科目を組み合わせ、5~14科目を学びます。

その後に進む2年間に及ぶ高等コースでは、文系or理系、本人の特性、希望大学などの条件を考慮したうえで科目数を絞って勉強。13年生修了時に受けるA Level試験の結果をもって希望大学に志願する、という流れになります。11年生修了時に受けるO level試験の内容が日本の高校卒業時程度、その後2年間で学ぶ内容は日本の4年制大学1~2年次の一般教養課程修了相当の内容というのですから、こちらはこちらで大変ですね・・。

 

まとめ

我が家の息子は現在小学生なので、大学進学の話はまだまだ先の話とずっと思っていたのですが、高学年になり、そんなのんきなこともいつまでも言ってられないな~と思い始めています。私自身、まだまだ不勉強な点が多いので、上記の認識に誤りや更新すべき点が見つかった場合は、随時記事を更新していきたいと思います。

なお、今回便宜上”カリキュラム”としてご紹介してしまいましたが、各資格・試験の受験を目指すためのプログラム、というのが正確なところかな?と思います。